トンネル2。
神2です。
今から約200日前にこんな記事を書きました。
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トンネル スランプ
しかし、これが長すぎると今現在の状態や立ち位置に慣れてきて普通に思えてきます。
そしてモチベーションを失いかねない…
今日はそんな選手の話。
最前線でチームを引っ張ってきた10番
1年生の頃から何させても上手くチームのエース的存在な子がいました。
トラップ技術 ドリブルは特に目を見張るものがあります。
リフティングもチームで一番で皆のお手本。
性格もよく、人気もあり、身長も高い方でこのまま順風満帆な少年サッカーを送るんだろうなと私は感じていました。
5年生になった頃、何故か途端に試合に出れなくなります。
なんでだろう…
こんなに足元も上手なテクニシャンがベンチ。
その日だけかなと思いましたが、次の試合でもその次の試合でもベンチスタート。
彼が途中出場した試合を集中的に観察してみると、あることに気付きました。
オフザボール
すなわちボールを持ってないときの動きがあまり理解出来てないように感じたことでした。
味方の方にわざわざ寄ってしまい狭くしてボールを失ったり
サイドに開くタイミングが遅かったり
イマイチチームと連動していない。
高学年ともなれば組織化される時期
個だけではダメなんですね。
個+サッカーIQ
個からサッカーへ
そう、彼は戦術理解度に欠けていたんです。
これを補うことが出来れば、良い選手なのになぁと思います。
不思議なことに人間、慣れというのは時として恐いものです。
あれほど、チームを引っ張ってきた10番が今のこの状況が長く、それに慣れてしまったのか、大事な試合では出れないのが普通という感覚に。
チームメイトの中でもベンチスタートなのが普通という定着になりつつあります。
恐いですよね。
この慣れというのが自ずと自分を下げます。
上を目指さなくなるとまでは言いませんが、目指す気持ちが減ってきます。
この辺で何か転機でも訪れてくれればベストなんでしょうが。
長く暗いトンネルにいればいるほどそれに慣れてしまって暗いのが普通と思い始めます。
むしろ、暗さに慣れて
「まぁ誰も見てないし、目も慣れてきてうっすら周り見れるし居心地良いわ」
ってなるかもしれません。
もし、試合に出れなくなっても子どもを見に行ってあげてください。
もし、皆様のサッカー少年少女がこのような長いトンネルの中で迷走するような時が来ても信じてあげてください。
抜けた先は光だと。